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福井県東京事務所

 

午後、千代田区平河町の都道府県会館内にある福井県東京事務所を訪問し、事務所の職員さんおよびFBC東京支社営業部長の鈴木さんから北陸新幹線敦賀駅開業を見据えた首都圏における観光戦略などについてお話を伺ったあと意見交換を行った。

首都圏における福井県の認知度はまだまだ低いものの、恐竜や越前ガニというイメージは浸透してきており、これらを基本に東尋坊や永平寺、丸岡城などへの誘客を図りたいとのこと。また東京だけでなく大宮駅を起点として埼玉県や東北新幹線沿線、さらには長野県からの誘客も期待できるため。今後それらの地域をターゲットに物産展などを開催して幅広くPRを行っていきたいとのことだった。

なお、福井県東京事務所には坂井市から若手職員が派遣されており、首都圏統括監付コーディネーターとして勤務している。首都圏における最前線部隊の一員として今後の活躍に期待したい。

author:辻ひとし, category:視察研修, 23:06
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福井県アンテナショップ

 

午前中、川畑孝治議員、三宅小百合議員とともに銀座1丁目にある福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」を視察する。移転・リニューアルして初めて訪れたが、以前よりスペースが広い分、多くの県産品が並んでいた。銀座という立地もあって、買い物客だけでなく観光の途中で立ち寄る人も多いようだ。地下1階にはおろしそばやソースカツ丼を提供するコーナーもあり、常連らしいサラリーマンのほか通りがかりの観光客が舌鼓を打っていた。少々値段が高いが、これも銀座という立地を考えるとやむを得ないところか。

福井ではなかなか手に入らない老舗酒造の純米酒や工芸品が販売されているなど、マーケティングには力を入れているようだ。観光PRも積極的に行っているとのことで、首都におけ食と観光の最前線としての役割を果たしていると感じた。

author:辻ひとし, category:視察研修, 21:32
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中央省庁によるレクチャー

 

市議会の川畑孝治議員、三宅小百合議員と3人で東京へ。参議院議員会館で法務省民事局の担当官から法制審議会家族法制部会における調査審議の概要についてレクチャーを受ける。

法制審議会は令和3年3月から計20回の会議を実施し、今日までに、父母の離婚後も、父母がいずれも子を養育する責務を有することを明確化する、親権が「親の責務」であることを示す工夫について、DVや虐待がある事案に適切に対応できる仕組み、親子交流や財産分与など離婚にまつわる様々な考え方について中間試案が提示されている。

今後パブリックコメントを実施し、中間試案に盛り込まれた改正案の一例や考え方に対する賛否のみでなく、国民が求める改正案に関する意見を幅広く募るとのことだった。

中間試案で示されている考え方は、面会交流・養育費などについて両論併記されている案もあり、今後取りまとめていく上で様々な課題や困難があることが推測されるが、あくまでもチルドレン・ファーストという考え方のもと議論を進めていってほしいと思う。

坂井市など自治体としては、子ども家庭庁や県などと連携して、養育費などに関する相談窓口を開設するなどの取り組みが必要なのではないかと考える。

author:辻ひとし, category:視察研修, 19:46
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京丹後市公共交通施策(京丹後市)

地域公共交通対策特別委員会視察研修2日目の午後は京丹後市の公共交通施策のレクチャーを受ける。

「京丹後市公共交通ガイドブック」という冊子をいただいたが、これが大変優れていると思う。市内の鉄道、バス、タクシー、デマンド交通が一目でしかも分かりやすく書かれていた。

京丹後市の公共交通においては、市内それぞれの地区の特性に合った交通手段を提供している。特にスマートフォンを活用した新しい運送サービスである「ささえあい交通」は、丹後町から乗車し市内全域で降車できる仕組みで、ドライバーは丹後町のNPO法人が担っている。帰りはバス・タクシーを利用するが、あらかじめ時間にゆとりを持って計画的に利用すれば不便なものではない。この事業に工夫改良を加えて坂井市竹田地区で実施すれば、地域住民にとって利便性のある交通手段になり得ると考える。

また町なかの地域で運行している定額で乗り放題の予約型乗合タクシー(mobi)の実証も先進的だ。現在一部のエリアを拡大して実証実験を延長しているとのことだが、これこそマイカー依存という地方特有の課題解決につながる事業だと思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 22:59
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地域主体交通チクタク(豊岡市)

地域公共交通対策特別委員会の視察研修2日目。まず午前中、豊岡市で行っている地域主体交通チクタクについてレクチャーを受ける。

市営バスの廃止地域など公共交通空白地域における移動手段を確保するため、地元関係者で組織する運営協議会が主体となって、豊岡市の支援を受けながら運行してしているもので、運転はもちろん、利用予約受付なども地元で構成する運営協議会が担っている。

コロナ禍で外出が自粛されていたことも影響していると思うが、チクタクの利用実績は年々減少傾向にあるようだ。厳しい見方かもしれないが、そもそもそれまで運行していた路線バスや市営バスが採算性の問題で路線廃止した地域に新たな公共交通を走らせようとすること自体無理があると考える。

しかし路線廃止になった地区から、自分たちが出来ることは最大限やるから地域の移動手段を確保してほしいという申し入れを行政が受け入れて実施に至ったことは、住民本位の行政のあり方として評価できる。

人口減少、少子高齢化などの社会的要因によって公共交通の存続が厳しさを増す中で、豊岡市の取り組みは一つのヒントになると思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 21:40
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自家用有償観光客等運送事業(養父市)

地域公共交通対策特別委員会の視察研修で兵庫県養父市へ。養父市が行っている自家用有償観光客等運送事業地域公共交通施策についてレクチャーを受けた。

過疎地域の公共交通代替輸送や福祉輸送に限られている現行の自家用有償旅客運送を拡充したものであり、国家戦略特区制度に基づく道路運送法の特例を活用して、地域住民だけでなく観光客も運送している。高齢者の外出のきっかけづくりや生活支援だけでなく、観光客の足としての役割も担っている。

バス・タクシー会社と観光関連団体、地域自治組織、行政が連携した事業スキームは画期的だが、運行エリアが過疎地域内だけであることを考えると、使い勝手がいいとは言い難く、利用者のニーズとはかけ離れている印象を持った。

ただ、マイカーを活用した市民ドライバーによる旅客運送は、慢性的な人手不足を抱える地方のタクシー事業の今後のあり方を考えていく上で一つの道標となると思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 19:08
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坂井市アンテナショップ

 

政友会との合同視察2日目。先月リニューアルオープンした坂井市アンテナショップを視察する。旧店舗と同様に品川区の戸越銀座商店街の中にあるが、新店舗は池上線戸越銀座駅を挟んで反対側に位置している。

店内は旧店舗より広く、イートインスペースも設けられのでスイーツやドリンクをその場で賞味できるようになった。坂井市を代表する地酒や油揚げ、焼き鯖寿し、もみワカメ、坂井市産コシヒカリのほか、店頭には新鮮な野菜類も並べられていて、私たちがいる間も多くの買い物客が来店していた。

新店舗は物販だけでなく、観光案内やふるさと納税の受け付けなども行っていおり、首都圏での情報発信の拠点としての役割を期待できる。ただ、店内で坂井市を紹介している動画を流していたが、モニターが小さく目立たないため、お客さんがそれを見ている様子はなかった。レジの後ろの壁が無地になっているので、そこに大型のスクリーンを設けて坂井市をアピールする動画を流せばよいと感じた。今後試行錯誤を重ねながらアンテナショップとしての機能を高めてもらいたいと思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 22:13
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国際ウエルネスツーリズムEXPO

 

政友会の川畑議員、三宅議員と合同研修。1日目は東京ビッグサイトで開催されている国際ウエルネスツーリズムEXPOを視察する。

主催者のホームページによると、ウエルネスツーリズムとは「豊かな人生を送るためのアクションを提供する旅の総称」で、スパやヨガ、フィットネス、ヘルシー食、レクレーション、交流などを提供する旅行のことである。ウエルネスツーリズムによってストレスが減少しリフレッシュできる、新しい発見や自己開発ができる、本来の自分に原点回帰して明日への活力を得るなどの効果が得られるとのことである。

具体的には、旅行にヨガやハイキング、人間ドックなどのヘルスケア、ワーケーションなどを組み合わせて提供するもので、自治体のみならず観光協会、企業など様々な団体がベースとなって企画・運営にあたっている。

今回の視察で目を引いたのが家電通販大手のジャパネットグループが計画している長崎スタジアムシティプロジェクトだ。同社が通信販売事業とは別に手掛けているスポーツ・地域創生事業の一環として行うもので、長崎駅から徒歩10分ほどの距離にある三菱重工業長崎造船所跡地に敷地面積約7.5haの総合施設を建設し、国内外から団体旅行やワーケーションを計画している企業や団体を呼び込もうという計画で2024年9月の開業を目指している。総工費は約800億円で、敷地内にサッカースタジアムやアリーナ、ホテル、オフィス、ショッピングモールが入るとのこと。とにかくスケールが大きい構想で、完成した折にはぜひ視察してみたいものだと思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 20:45
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