- 議員研修会
- 市町議会議員研修
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2020.10.26 Monday
午後1時半からフェニックスプラザ大ホールで開催された福井県市町議会議員合同研修会に参加する。
今日は、早稲田大学マニフェスト研究所ローカルマネージャーの長内紳悟さんが「議事機関としての質疑・質問のあり方とは」という演題で、早稲田大学大学院教授の川村亨夫さんが「最新の国際情勢と日本の針路」という演題で講演を行った。
川村先生の講演は、メディアが報道しない国際時事解説が中心で興味深かったと思う。また長内先生は、自治体議員の資質向上を図っていくうえで、今後オンライン会議の導入や事業よりも施策・政策に焦点を当てる一般質問の必要性を強調されており、地方議会・地方議員のあり方を考えていくうえで大変参考になった。
- 福井県長期ビジョン
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2020.10.15 Thursday
午後6時から春江中コミュニティセンターで連合福井坂井地区連絡会。今日は福井県地域戦略部未来戦略課の職員さんをお招きして、このほどまとめられた福井県長期ビジョンについてレクチャーを受けた。
長期ビジョン策定の趣旨や背景、長期ビジョンが目指す将来像などについて、資料を参考にしながら概要の説明をしていただいたが、現在の福井県の良さと課題を的確にとらえた計画が随所に盛り込まれた素晴らしいビジョンであると感じた。
ただ、将来像を実現する実行プランとして最初の5年間(2020年〜24年)が最も重要という話であるにもかかわらず、最重点課題ともいえる2023年春の北陸新幹線の福井・敦賀開業が遅れる可能性があることに言及した報道があることに危惧を感じる。もし2023年春の開業が遅れるのであれば、この長期ビジョンは最初からつまずくことになり、まさに絵にかいた餅となってしまう。この未来に向けたビジョンが机上の空論にならないよう、まずは北陸新幹線福井敦賀開業を予定通り実現しなければならないと考える。
- 市議会議長会議員研修
- 合同研修会
- 福祉のつどい一日研修
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2019.08.10 Saturday
午前10時から汐見区民館をお借りして地元の二の部福祉のつどい一日研修を行った。
今日は坂井在宅総合サポートセンター代表取締役で認定作業療法士の田嶋神智さんを講師にお招きし、「サロンで楽しく介護予防」という演題で講演を行っていただいた。田嶋さんは健康づくりの条件として、生活の中で目標を持って活動ができるようになることと述べたうえで、高齢者の居場所づくりでサロンが孤立防止や介護予防はもとより、高齢者の社会貢献や生きがいづくりにもつながることを強調し、さらには認知症予防にも効果があることを指摘しておられた。
またサロンを運営する側について、運営者が重荷に感じてはサロンを開催する意味がなく、自信と元気、そして笑顔をもって運営者も参加者と一緒に楽しむことが大切で、そのためには社協の職員と連携を密にするなどして取り組んでほしいと話しておられた。
二の部福祉のつどいでは、ほぼ毎月いきいきサロンを開催しているが、今後も参加者の皆さんの通いの場として居場所づくりと出番づくりができるようなサロンにしていきたいと思う。
- 地域医療政策セミナー
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2018.11.01 Thursday
午後1時から千代田区の都市センターホテルで開催された全国自治体病院経営都市議会協議会主催の第14回地域医療政策政策セミナーに参加する。
セミナーは2部構成で、第1部は『崖っぷち自治体病院〜北の大地で経営改革を目指して〜』という表題で、北海道士別市の士別市病院事業管理者で院長の長嶋仁氏が講演を行った。
士別市は人口減少や高齢化、空き家の増加という典型的な地方都市で、士別市民病院も自治体病院として地域医療を担ってきたものの、毎年一般会計から10億円以上の繰り入れを行っていたらしく、民間企業なら倒産、まさに「崖っぷち」という状況だったようである。
そこで院長となった長島氏は、公的病院として地域医療を守る責務を果たすため病院経営の改革に乗り出す。具体的には、急性期医療中心の医療から慢性期医療中心の医療に大きく舵を切った。このことで療養病棟による長期入院患者の受け入れがしやすくなり、近隣の名寄・旭川地区からの転入入院患者数が大幅に増加する。同時に、直線距離で19kmしか離れていない名寄市立総合病院との医療連携強化を行うことにより、急性期医療減少による市民負担を軽減した。
これら一連の改革によって、平成29年度は追加繰り入れがゼロになり、30年度予算では繰入額が9億円以下になったとのことだった。
改革のポイントとして長島氏は、首長と病院事業者・院長との信頼関係が最重要であり、病院に対する士別市長の理解がなければ経営改善は達成できなかったと振り返っていた。
坂井市において、市立三国病院は公的病院として地域医療を守る重大な責務があり、今後の医療需要や介護需要の予測を見極めたうえで、高齢化社会を支える医療の提供を行っていかなければならないことを痛感した。
続いて第2部は、(株)シルバーウッド代表取締役の下河原忠道氏が『看取り率76%新たな看取りの場として機能するサービス付き高齢者向け住宅「銀木犀」の挑戦』という表題で講演を行った。
銀木犀は千葉県を中心にシルバーウッドが運営するサービス付き高齢者向き住宅で、駄菓子屋やワンコインでランチができる食堂など、地域の人々が気軽に集まり入居している高齢者と接する機会をつくることで、多様なつながりの生まれる場となっている。
施設内で映画やコンサート、ダンス教室など様々なイベントを展開することによって、地域の人々が施設に興味を持ってくれるようになり、現在では銀木犀の祭りが地域の祭りとなっているとのことで、高齢者の施設が地域の社会資源となっている感じだ。
銀木犀には馴染みの場所で生活者のまま老衰死を向かえるという基本方針がある。下河原氏は、しっかりとした運営方針を持った「やる気度」の高い施設ほど入所者の看取り率が高いとした上で、看取りを経験した介護士は、その経験によってスキルアップを図ることができると話していた。
下河原氏の次の目標は地域に根差した就労支援施設の展開とのことで、レストランと福祉施設をマッチングさせた事業を計画しているとのこと。今後の下河原氏の活躍に期待したい。
- 市町議会議員合同研修会
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2018.10.26 Friday
午前9時から市議会地方創生特別委員会。坂井市総合戦略5版に向けた意見集約を行った。その後午前11時から議会運営委員会。議会報告委員会より丸岡高校議会塾について概要説明が行われたほか、11月の定例協議会の議題などについて協議を行った。
午後1時半から福井県自治会館で行われた福井県市議会議長会と町村議会議長会が主催する市町議会議員合同研修会に参加する。同志社大学大学院総合政策科学研究科教授の新川達郎氏が「災害時における議会・議員のあり方」という演題で、時事通信社解説委員の軽部謙介氏が「どうなる日本経済」という演題で講演を行った。
前者の新川氏の講演内容は、既に坂井市議会では概ね構築されている内容で「今さら感」があったのと、軽部氏の講演はほとんどが軽部氏個人の憶測に基づいたもので、半日を費やして受講するほどの研修内容ではなかったと思う。