- 北陸新幹線福井駅先行開業
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2015.09.05 Saturday「新幹線福井駅の先行開業には反対」という声を複数お伺いした。なるほどとうなずく点もあれば、いささか考えすぎではないかという感じも抱いた。
いうまでもなく先行開業には多額の費用が必要だ。そこに私たちが納めた税金が投入されるからには、当然それに見合った効果が必要だが、今はイケイケどんどんという掛け声ばかりが聞こえてきて、費用対効果については十分な検証が行われていない印象を受ける。
また福井駅まで先行開業しても、それを受け入れる街づくりが間に合うのだろうか。せっかく先行開業してもそれに順応する街づくりができていないのであれば、ストロー現象で人の流れが金沢へ向かうばかりだと思う。また、先行開業など口先だけの話で、実際はできっこないという話も聞く。新幹線が一日でも早く福井駅まで来るに越したことはないが、その一方で冷めた議論も必要だと思う。
- 金沢で感じたこと
- 案の定
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2012.02.02 Thursday
不満や不安の声が噴出したようだ。
北陸新幹線、フリーゲージに懸念 敦賀以西の影響問う声
(福井新聞 1月29日午前10時41分配信)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/32774.html
- FGT導入
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2012.02.01 Wednesday
にわかにFGT(フリーゲージトレイン)を導入する話が浮上した。要するに敦賀以西はフル規格の新幹線は作りませんよということか。
北陸新幹線 「フリーゲージ」検討 敦賀以西「直通」に
(県民福井 1月28日配信)
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2012012802000162.html
- 北陸本線の三セク化と敦賀駅以西の建設について
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2012.01.21 Saturday
北陸新幹線の県内延伸認可が決定されたものの、建設に向けた課題や開業後の問題は山積みだ。今回建設費用と工期も合わせて発表されたが、九州新幹線や東北新幹線でも当初発表された建設費用が後になって大幅に増え、工期も遅れている。政府の責任として、今回公表された建設費用と工期を守るべきであり、このことは注視していかなければならない。
認可・着工に先立ち満たすべき条件として、並行在来線の経営分離に関する沿線地方自治体の同意が上げられている。市内に新幹線の駅ができるわけでなく、敦賀まで新幹線が開業すれば関西や中京への鉄道アクセスが不便になり、在来線の本数削減が予想される坂井市にとって、三セク化された場合のランニングコストの負担は市民の理解が得難く、坂井市の負担が発生するような事態になるのであれば、北陸本線の三セク化に反対し、新幹線建設そのものに異議を唱えることも視野に入れなければならない。
さらに問題なのは、敦賀以西の建設時期が札幌延伸のあと、つまり25年以上も先になることと、そのルートが不透明であることだ。
これでは敦賀まで延伸する意味が薄れてしまうことになり、北陸と関西・中京の鉄道交通を分断する状態が長く続くことになってしまう。福井駅以西は東海道新幹線と直結する際に着工するのが効率的であり、今後の選択肢として議論すべきだと考える。