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突然の退陣表明

 

結局最後は自分で自分を追い詰めてしまったような感じに思える。コロナ対応を放り出して辞めた前総理の後継者として火中の栗を拾いにいったものの、未知のウイルスへの対応よりもご自身の保身を優先してきたイメージが強い。

ただ、菅内閣のまま総選挙に突入すれば泥舟と化したであろう自民党を、自らの地位を捨てて沈没から守ろうとする決断は菅総理の功績として語り継がれると思う。

author:辻ひとし, category:政局, 14:31
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新党代表・党名選挙

 

野党の合流新党は枝野幸男氏が代表に選出され党名も「立憲民主党」になることが決まったが、メディアの論調は相変わらず厳しく、各種の世論調査でも合流新党に期待しないという人が6割に上っている。

内輪もめや離合集散を繰り返してきた野党に期待するものは何もないというのは分かるが、さりとて政治を私物化してやりたい放題やっている政府与党をこのままにしておくわけにはいかず、健全な野党の存在は必要不可欠だ。今後は枝野代表のもと一丸となって巨大与党に対峙してほしいと思う。

author:辻ひとし, category:政局, 23:18
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合流新党と不参加組新党の行方

 

報道によれば、合流新党の名称は「立憲民主党」になることが確実視され、それに参加しない民間系産別の支援を受ける組織内国会議員9人は玉木衆議院議員や前原元外務大臣らと新党「国民民主党」を結党し、双方とも15日に結党大会を行う見通しであるとのこと。議員数の変化はあるにせよ、結局は「立憲民主党」と「国民民主党」が並立する今の政治状況と変わりがないことになる。

与党に対抗する「大きな塊」を作るのではなかったのか。関係各位がそれに向けて努力されていたことには敬意を表する。しかし安倍首相が辞任会見で言っていたように、政治で最も重要なことが「結果を出すこと」であるとするならば、今後に遺恨を残すような結果になってしまったことに失望を禁じえない。

author:辻ひとし, category:政局, 17:26
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消化試合

 

9月に入ったが相変わらずの猛暑だ。コロナ禍に加え猛暑、そして大型で強い勢力の台風接近も予想され大荒れになりそうな今月の列島だが、政局の方は全くの無風状態だ。自民党総裁選も合流新党代表選も結果が見えていて、既に関心は閣僚や党役員人事に向いているような感じだ。

当事者の人たちは真剣にやっていると思うので批判するつもりはないが、消化試合を見るのも退屈だ。

author:辻ひとし, category:政局, 20:49
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安倍首相退陣

 

あっけない幕切れという感じだが、病魔と闘いながら働いてこられたことに心から

敬意を表したい。一日も早く健康を回復されますことをご祈念申し上げます。

 

安倍晋三首相が辞意、体調悪化で 8月28日、職務継続は困難と判断

(福井新聞ONLINE 8月28日午後2時25分配信)

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1153307

author:辻ひとし, category:政局, 16:59
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野党勢力結集へ

 

国民民主党の合流組と立憲民主党による野党結集は、来月中に新党の名前や代表を決める選挙を行って合流新党が誕生することで決着した。国民民主党と立憲民主党はもともと民進党が分裂して結成されたもので、元の鞘に戻るというのではなく、政権交代が可能な強い勢力になって国民の信頼を得られなければならない。

「帰ってきた民主党」などと揶揄する人も少なくないが、政策が硬直化し立ち往生している安倍政権に代わろうという与党の政治家が見当たらない以上、野党勢力の結集は必要だと考える。いつかのように内紛を繰り返し、本当に「帰ってきた民主党」になってしまわないよう、一枚岩で国難に向かってほしい。

author:辻ひとし, category:政局, 08:01
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立民合流と分党

 

立憲民主党と合流すると決めたのに玉木代表ご自身は新党に入らず分党して活動するという。数ではわずかな集団であっても、次回総選挙では大きく議席を伸ばすと言われている維新と組むこともできるし、改憲勢力として自民党や公明党と連立することもあり得る。またそれとは逆に旧民主系新党とスクラムを組むことも可能で、時と場合によっては玉木氏が政局のキャスティングボードを握る場面も想定されるわけで、まさに捨て身の戦略と言えるかもしれない。

その玉木氏の選択を批判するつもりはない。ただ、有権者としては少し分かりづらい構図だと思う。

author:辻ひとし, category:政局, 22:13
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立国合流

 

当事者でもない私が言うのは僭越かもしれないが、このまま時が過ぎた方がいいのかもしれない。話を進めれば進めるほど与党や維新、政府系マスコミの突っ込みネタになるだけで、政策論議なき合流が国民の支持につながるとは思えない。それぞれが互いに長所を認め合いながら国会論戦に臨めば少なくとも現状は打破できると思うし、過去に自社さ政権があったように、将来自民党や公明党、あるいは維新や社民との連立という形で自分たちの政策を実現できることも不可能な話ではないと思う。

author:辻ひとし, category:政局, 21:40
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