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北陸本線の三セク化と敦賀駅以西の建設について

北陸新幹線あさま号(左側の車両)東京駅にて撮影

北陸新幹線の県内延伸認可が決定されたものの、建設に向けた課題や開業後の問題は山積みだ。今回建設費用と工期も合わせて発表されたが、九州新幹線や東北新幹線でも当初発表された建設費用が後になって大幅に増え、工期も遅れている。政府の責任として、今回公表された建設費用と工期を守るべきであり、このことは注視していかなければならない。

認可・着工に先立ち満たすべき条件として、並行在来線の経営分離に関する沿線地方自治体の同意が上げられている。市内に新幹線の駅ができるわけでなく、敦賀まで新幹線が開業すれば関西や中京への鉄道アクセスが不便になり、在来線の本数削減が予想される坂井市にとって、三セク化された場合のランニングコストの負担は市民の理解が得難く、坂井市の負担が発生するような事態になるのであれば、北陸本線の三セク化に反対し、新幹線建設そのものに異議を唱えることも視野に入れなければならない。

さらに問題なのは、敦賀以西の建設時期が札幌延伸のあと、つまり25年以上も先になることと、そのルートが不透明であることだ。
これでは敦賀まで延伸する意味が薄れてしまうことになり、北陸と関西・中京の鉄道交通を分断する状態が長く続くことになってしまう。福井駅以西は東海道新幹線と直結する際に着工するのが効率的であり、今後の選択肢として議論すべきだと考える。

author:辻ひとし, category:新幹線問題, 20:33
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