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在来線特急の存続について

hokuriku.gif金沢駅付近(ブログ用).gif

 

福井市内でも新幹線高架工事を行っているのが目につくようになってきた。建設現場の人手不足が心配だが、北陸新幹線の敦賀延伸は2023年(平成35年)3月の開業に向けて一歩一歩進んでいるという感じだ。

しかし北陸新幹線敦賀駅開業を手放しで喜ぶことができない状況があることも事実だ。本来ならば北陸新幹線の敦賀延伸に合わせて、レール幅の広い新幹線と狭い在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(FGT)を導入し、大阪−北陸エリア間で乗り換えなしで直通できるようにする計画だったが、金沢−敦賀間の北陸新幹線延伸開業を3年前倒しした場合、FGTの開発は間に合わないとされており、敦賀駅での乗換の利便性の向上が求められるのであるが、敦賀駅の現駅舎ホームと新幹線駅のホームとの距離は約200mになる見通しで、仮に動く歩道を整備したとしても確実に乗り換え時間がかかり、旅客の利便性が著しく損なわれる可能性が指摘されている。

そこで浮上してきたのが、特急サンダーバードやしらさぎを存続させ在来線を使って福井駅まで乗り入れて旅客の利便性を確保しようという動きである。既にその趣旨の意見書が県議会などでも採択されているが、今般坂井市議会にも6月定例会に市民団体から特急サンダーバード、しらさぎの存続を求める陳情書が提出されている。

過去にも同様の陳情書が複数回坂井市議会に提出されており、私は都度採択には反対している。並行在来線に特急を走らせれば新幹線の利用客が減少するのは必定で、巨額の費用をかけた新幹線建設の意味を問われかねないことや、敦賀駅での乗り換えが決定的に不便ではないことなどが理由だが、今回在来線特急と新幹線が「上下乗り換え」になることが決まったことで、乗り換え時間が大幅に短縮されたことと、在来線特急を福井方面に走らせるためには新たな連絡線路を建設しなければならなくなったことから、サンダーバードとしらさぎは敦賀駅止まりになることが既定路線になったのではないかと感じている。

いずれにしても、6月26日の総務常任委員会までに多くの方にご意見を伺いそれらを参考にしながら最終的な賛否を判断したいと思う。

author:辻ひとし, category:私の考え, 21:28
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