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カタール断交

 

あまり報道されていないが、今月に入って、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、エジプト、バーレーンの中東4ヵ国がカタールとの国交を断絶すると発表した。ISなどのテロ組織を支援していることが要因だといわれているが、イランやアメリカとの複雑な関係も指摘されている。

カタールは湾岸地域の小さな半島国であるが、日本人にとってはその国名よりも首都ドーハの名前の方が知られていると思う。1993年のサッカーW杯アメリカ大会への出場をかけた最終予選のイラク戦で、ロスタイムに同点に追いつかれW杯本選出場を逃した「ドーハの悲劇」があまりにも印象的だからだ。

今回の断交の影響で原油価格が暴落または高騰したということはなく、日本には大した影響もないように感じるが、カタール航空を利用した安価の欧州便やエジプト便の利用者が多いことや半導体製造などに必要なヘリウムガス流通の停滞、カタールから大量に輸入している液化天然ガス(LNG)など実際は少なからず日本にも影響を可能性があると考える。またカタールは2022年のサッカーワールドカップの開催国であり、その円滑な開催にも微妙な影を落としている。国際社会とともに今後の湾岸諸国の動向を注視していく必要があると思う。

author:辻ひとし, category:国際ニュース, 23:20
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