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名将!上田利治監督

 

プロ野球パリーグの阪急(現在のオリックス)の指揮を執り、1975年から日本シリーズ3連覇を果たした上田利治(うえだ・としはる)さんの訃報は私にとって非常に残念なニュースだった。

現役時代のことは全く知らないが、1974年に阪急の監督に就任して黄金時代を築いた。1995年から5年間、日本ハムの監督を務め、監督通算20年で1322勝は通算勝利数歴代7位であり、2003年には野球殿堂入りしている。

 

上田監督と言えばやはり1978年日本シリーズでの1時間19分にわたる猛抗議だと思う。ヤクルトを相手にした日本シリーズは3勝3敗で最終の第7戦を迎えた。この試合でヤクルトの大杉勝男選手が左翼ポール際に放った打球がホームランと判定され、上田監督は1時間19分にわたる猛抗議を行った。しかし判定は覆らず、4連覇を逃した責任を取ってシリーズ終了後に監督を辞任した。それから30年以上も「あれは絶対にファウル。それが認められるまでは死ねない」が口癖だったという。

 

以前にも本ブログで書いたが、あの日あの時、まさに後楽園球場のレフトポールの真下にいた私は、目の前に飛んできた大杉選手の打球がファールであることをはっきりと見た。周囲に陣取っていた阪急ファンが一斉に安堵の吐息をもらしたのを今でも鮮明に覚えている。そう、上田監督の抗議は正しかった。あの打球はファールだったのである。

 

たかが野球の判定であり、しかももう昔のことでどうでもいいことなのだろうが、あの時の上田監督の姿は「熱血の闘将」だった。謹んでご冥福をお祈りいたします。

author:辻ひとし, category:訃報, 22:19
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