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海の日

 

小学生の頃、夏休みが待てなくて近所の子らと自転車でサンセットビーチまで行くことがあった。しかし海に行くのは親と一緒でないとダメだと学校から言われていたため、せっかく海辺まで行っても実際に海に入ることはなかった。今考えれば、遊び盛りの子どもにとって、海に行ったのに海に入ることができない「おあずけ」は過酷な話だったと思う。

夏休みに入り、子ども会などの行事で(もちろん親も一緒に)サンセットビーチに行くときなどは、もう何日も前から楽しみで楽しみで眠れない日々だった。

お昼時に浜茶屋で食べるものは何でも美味しかった。さんざん泳いだり遊んだりした後だから空腹の絶頂だったのだろう。デザートととしてかき氷を食べている時は至福の時間だった。そしてその後はまた海へ。汗ばんだ体で帰宅したあとは銭湯に直行、湯船につかると背中にピリピリと刺すような痛みが走った。私にとって帰らざる昭和の光景だが、若い皆さんはこの夏を大いに楽しんでください。

author:辻ひとし, category:エッセイ, 22:35
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