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働き方改革関連法案の強行採決

 

決して法案のすべてが駄目だと言うのではない。高収入の一部専門職を労働時間規制の対象から外す高度プロフェッショナル制度は過労死を生み出す要因となり得るため絶対に削除すべきだ。

高プロに係る法案作成の根拠の一つとなった厚労省の労働時間調査で多数の異常値が見つかっており、議論の前提すらも崩れているにもかかわらず強行採決を行うのはとんでもないことだ。

更に高プロが問題なのは、これが労働界、つまり働く人たちからの要求ではなく、

経済界からの要望に基づく事実上の「残業代ゼロ法案」だからである。現在は年収1075万円以上の金融ディーラーや研究開発職など特定の人が対象だが、省令によって年収要件や対象業務を緩和することが可能になっている。将来は月に200時間以上働いても残業代はゼロというのが当たり前の世の中になってしまう。これが働き方改革なのか。まさに働かせ放題の「働かせ方改革」だ。

author:辻ひとし, category:国内政治, 23:10
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