RSS | ATOM | SEARCH
小規模特認校(四国中央市)

レクチャー中(1).gifレクチャー中(2).gif

 

教育民生常任員会の視察研修で四国中央市役所を訪問し、同市の新宮地区にある小規模特認校についてお話を伺った。四国中央市は愛媛県の東端に部に位置し、製紙、紙加工業において国内屈指の生産量を誇り、紙製品の工業製造品出荷額は全国1位となっている。

今回お話を伺った新宮小中学校は山間部の自然豊かな環境にあり、平成19年度より9年間の系統性を持たせた小中一貫教育を進めてきた。小中学校の教職員が一つの職員室で連携しながら、9年間を見通して児童生徒を育てている。そのような教育環境の中、平成29年度より小規模特認校制度によって、新宮小中学校の特色ある教育を受けたいと考える希望者に一定の条件を付して校区外から転入学を認めている。校区外の児童生徒が、地元の学校ではできない体験や教育を少人数指導で受けることによって、自分の可能性を伸ばすとともに、校区内の児童生徒も刺激を受けてともに伸びていくという学校である。

新宮小中学校が小規模特認校制度を選択した理由として、児童生徒数の減少によって存続の危機にあった旧新宮村の小中学校を存続させるためであったことを挙げていた。愛媛県産の木材をふんだんに使った新校舎を建設したうえで、遠距離地域からの通学をサポートするスクールタクシーを運行したり、充実した英語教育や体験学習、放課後わくわく教室を少人数指導で行ったりするなどの手厚いサポートを行っているのも、過疎地の学校に児童生徒を集める手段であり、そういう意味では小規模特認校制度は過疎地対策の一環という面もあると思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 19:14
-, -