- 衆議院選挙総括
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2009.08.31 Monday
昨夜から今日にかけてのプレス各社が県内小選挙区の結果について解説を行っているが、そのほとんどは的を得たものになっていると思う。
ストレートに言えば、今回の選挙結果は福井県の有権者が過去のしがらみから脱却する勇気を持たなかったことに起因している。そしてそれは過去の国政選挙や知事選挙でも指摘されていることであるが、それを単に県民性だからと片付けてしまうのはあまりにも暴論であり無責任だと言わざるを得ない。
そしてもう一つ、福井県の選挙で自民党勝利という結果が繰り返される原因は、県民の多くが現況に不満のないことの裏返しだということを指摘しておきたい。福井県は持ち家率、貯蓄率ともに全国屈指のレベルである。そんな豊かな地域をあえて変革する意味を見いだせないというのが有権者の結論なのだと思う。
さて今回の選挙でも、「福井は保守的だから」という言葉をいやというほど聞いた。しかし今後も福井は保守的だからという一言で福井県の未来を考えようとするならば、地域経済の発展はさらに遅れ、近隣の府県との格差は増すばかりだろう。
全国トップレベルの学力を持つ福井の若者が、都会で学んだあと果たしてそんな福井に帰ってくるだろうか。優秀な福井県の若者が大学卒業後も都会に生活の場を持つとしたら実にもったいない話だ。
非常に投げやりな考え方かもしれないが、もはや福井の人間自身では福井を変革できないのではないか。
街の活性化を議論する時に、「よそ者・若者・バカ者」というフレーズが出てくる。もしかしたら、そういう人たちを快く迎えることが福井県を発展させる最も近道なのかもしれない。
そのように考えると、今回の政権交代で古い自民党政治に終止符を打ったことは、福井県の将来にとって大変意義深いと思う。
これからは古いしがらみから解放され、誰に遠慮することなく物が言え、新しいことに取り組むことが可能な時代になるのだ。新政権に不安などあろうはずがない。
- 政権交代の中で
- 最高裁判所裁判官国民審査
- 小中学生学力
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2009.08.28 Friday
27日に発表された全国学力テストの結果で、福井県内公立小中学生の平均正答率はすべての科目で都道府県別の2位以内に入り、3年続けて上位にランクインした。
福井のほか秋田県も3年連続でトップクラスの成績を収めた。秋田県は先だって視察に行った際に、教師がチームを組んで授業に取り組んでいるのと、児童のレベルにあった宿題を出して学力アップを図っているということを聞いたが、福井ではどんな取り組みを特色ある取り組みを行っているのだろうか。
思うに、福井の場合は特色ある取り組みというよりも、まず第一に教育現場の充実があると思う。教員のレベルは高く常に子どもたちと向き合っていると思う。都会の学校にありがちな教育現場の混乱は福井県では皆無だし、家庭や地域との連携もしっかりしていると思う。
結果的に福井県においては、子どもたちが学習に専念する環境が整っているということだと思う。それは本来当たり前のことなのだろうが、多くの県においてはそれができていないということだ。
福井の将来を考えるとき、子どもたちの学力が高いことは何より頼もしいと思う。そしてPTAの果たす役割も大きいと考える。今後とも学校や地域と連携した活動を行っていかなければならないと思う。
- 9月議会準備
- 祭りのあと
- 自治会長さんと語る会など
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2009.08.25 Tuesday
【自治会長さんと語る会】
午後、三国総合支所で「市議会議員と自治会連合会の語る会」が行われた。三国では旧町時代から強固な自治会組織があり、えちせん鉄道の存続にあたっても強い影響力を発揮している。
今日は議員の方から議会報告を行った後、質疑応答を行ったが、日頃から住民の方と近い距離で接している自治会長さんからのご意見は、議員活動を行っていく上で大変参考になった。
【天満宮祭礼】
夜、地元の天満宮祭礼。昭和初期から続く伝統行事だが、年々担い手が少なくなっている。これも少子化の影響なのかもしれない。今後は若い人が気軽に参加できるような企画を打ち出していかなければならないと思う。(分かっているのだが、これがなかなかむずかしい)