- 新制度学習会
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2013.05.31 Friday
午後6時から市役所多目的研修センター3階大ホールで、市内の公立保育所で働く保育士さんを対象に開催された「子ども・子育て新制度」の学習会に参加させていただく。
今日は社会福祉評議会保育部会部会長の東向旬子さんを講師にお招きして、早ければ平成27年4月から施行される新制度の概要についてお話を伺った。
多様化する保育ニーズを受けて、二重行政となっている現状を解消し、財政措置も含めて一体化しようという新制度の趣旨はイメージできたものの、既存の幼稚園や保育所からの移行は義務づけないなど、新制度になっても複雑な構図は変わらないのではないかという印象を受けた。
今後国の基本方針や基準を見ながら坂井市の方向性を判断していかなければならないと思うが、いずれしても、更に制度についての学習を深めていく必要性を感じた。
- 嶺北消防組合臨時議会
- 出納検査/ふくしの会
- 公契約条例シンポジウム
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2013.05.28 Tuesday
小松市のこまつ芸術劇場うららで開催された「公契約条例シンポジウム」に参加する。
あまり聞き慣れない言葉かもしれないが、公契約条例とは公契約(市役所が発注する公共施設の工事や公共サービスの委託など)について、発注や委託をする際に、公契約の下で働く人の適正な賃金水準や労働条件の確保を盛り込むことで、低賃金を背景にしたダンピング受注を排除し、公共事業や公共サービスの品質を確保するための制度である。
一時的にコストが上昇することも想定されるが、公共事業や公共サービスの質を向上させ、就労者の雇用が安定し地域経済の健全な発展につながる要素がある。また雇用が安定し賃金も上昇すれば、生活保護などの社会保障費の支出も減ることになる。つまりコストの上昇分は、事業者と労働者の窮乏化を回避し、地域経済の疲弊を防ぐ必要経費というわけだ。
公契約条例は、2009年に千葉県野田市が最初に制定し、現在までに東京都多摩市、神奈川県川崎市など7つの自治体で制定済みで、今年度中に山形市や福岡県直方市などで制定される見込みで、今日シンポジウムを開催した小松市でも検討中であるとのことだ。
公契約条例については、首長の決断が分岐点だと考えるが、地元の事業者の理解賛同がなければ制定までこぎつけることは難しいと思う。
公契約条例の制定は手間がかかる分、面白くやりがいがあると講師の古川さんはおっしゃっていたが、公契約が市民の生活に密着していることを考えれば、その制定の機運を高めることは、少なからず地域の活性化につながるのではないかと思う。
- お勧めスイーツ
- 陸上競技協会総会
- 海岸清掃
- 臨時職員組合定期大会