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会議の一日でした

朝から福井市内と坂井市内で断続的に会議。会場も中身もいろいろだったが、午前中の会議が自虐的な内容だったのに比べ、午後からの部は比較的建設的だった。
夜、市役所にて坂井あわら自治研幹事会。来週開催する定期総会と第4回講演会の最終打ち合わせを行う。準備は万端なのだが人集めという難題が残ったままだ。

author:辻ひとし, category:活動報告, 23:14
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市民生活拠点施設

【札幌市環境プラザ・札幌市市民活動サポートセンター】
取り組み内容についてのレクチャー環境プラザ

午前中、札幌駅北口に位置する札幌エルプラザを訪問し、公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会が指定管理者として運営している『札幌エルプラザ公共4施設』のうち、札幌市環境プラザと札幌市市民活動サポートセンターを視察させていただいた。

研修室で2施設の事業概要についてレクチャーを受けたあと、まず札幌市環境プラザへ。この施設は、環境に優しい社会を創造し、地球環境の保全に貢献していくため、環境保全に関する活動の総合的な拠点施設として平成15年9月に開設された。
環境問題について学ぶメッセージスタジオやハウススタジオなどの展示施設を備え、見学ツアーや体験プログラムを通じて、市民や小中学生への環境教育を実践している。
また、学校での総合的な学習の時間や市民による学習会などで助言や解説を行う環境教育リーダー、消費生活や自然観察などをそれぞれの分野の専門家である環境保全アドバイザーの人材派遣を無料で行っているとのことだった。
環境プラザにおける事業は、「環境首都・札幌」を宣言して、地球環境問題への対応を市政の最重要課題の一つとして位置づけている札幌市の姿勢を反映しているものであり、市民の環境意識の高揚に貢献していると思う。

市民活動サポートセンター市民活動サポートセンター

次に同じフロアにある札幌市市民活動サポートセンターを訪れる。通称「しみサポ」と呼ばれる同施設は、札幌で活動しているボランティアやNPO団体など、様々な分野の市民活動団体を支援する総合拠点施設で、団体に向けた主催事業や助成金情報、団体のチラシ・資料を作成する印刷機、打ち合わせのための会議室の提供などを通じて、既に活動をしている団体や個人、これから活動を始めようとしている人たちをサポートしている。
私たちが訪れた時も、平日にもかかわらず多くの人が会議室や印刷作業室、事務ブースを利用されていた。
またこのセンターでは、市民活動団体同士が交流できるような企画も実施しているとのことで、センターを利用することで、多くの人や団体と知り合い、活動の輪が広がっているようだ。

同様の施設は姉妹都市の延岡市などにもあったが、ハード面で行政の支援度が高い札幌市の先進性は言うまでもない。
坂井市には市民活動支援を行う拠点施設はないが、事務所や作業室を持つことができない市民活動団体をサポートする事務ブースや印刷作業室などの貸出事業については、その必要性を強く感じた。

【札幌市水道局の地震対策について】
水道記念館(外観)耐震化事業についてのレクチャー

午後、札幌市中央区伏見にある札幌市水道記念館に移動。水道局計画課の職員さんから札幌市における水道施設の耐震化事業について概要をお伺いした。

札幌市水道局の地震対策は、平成22年9月に策定された札幌市地域防災計画に基づき、震度7の地震が起こった場合の被害を想定し、それに対応するための対策を検討・実施している。
基本的な考え方として、地震によって水道施設が破壊され、水道の機能全体が失われるような最悪の事態を避けるため、浄水場から配水管までのうち骨格となる施設を優先して耐震化を図っている。
地震対策を予防対策(ハード整備)と応急対策(ソフト整備)の二段構えとし、これまでに取り組んできた浄水場・配水池・管路の耐震化を更に推し進めるとともに、緊急貯水槽や緊急時給水管路、緊急遮断弁付配水池の整備を並行して行っている。
さらに管路の応急復旧や応急給水の目標を設定し、それを達成するための体制確保とマニュアル整備を図っている。

特徴的だったのは、緊急時給水の管路整備に際して、古い管の中に新しい管を入れるパイプインパイプ工法を採用して老朽管更新と災害対策の2つの事業を同時に達成していることと、1ヶ所約1億円以上の設置費用が掛かる緊急貯水槽をいくつも整備するよりも、浄水場から排水管まで骨格となる施設を優先的に耐震化して、システム全体の機能維持を図り、給水施設からではなく、災害時であっても水道管から市民に水を供給するという考え方に立っているということだ。
そして市民向けには、常日頃から水を家庭で貯めていただきたいという自助努力をお願いしているとのことで、そのためにペットボトル入りの水道水の提供も行っているようだ。

館内見学館内見学

職員さんによるレクチャーを受ける前に、今回お話を伺うために訪れた札幌市水道記念館の館内を見学させていただいた。
昭和12年に建設された旧藻岩第一浄水場の建物を改修して開館したもので、平成19年の全面リニューアル後は展示型施設から体験型施設になり、利用者の視点に立った体験機能や学習機能、情報発信機能を充実させている。
また、さっぽろ水道フェスタや秋祭り、幼児低学年向けの工作会・お話し会などの自主事業も年間を通して開催されており、入場者数も年間10万人に迫る勢いになっているとのことだった。
坂井市においては、記念館の建設とまではいかないまでも、市民と水道事業の接点となる事業を展開し、水道事業への理解を深めてもらう必要があることを痛感した。

小樽市と札幌市での3日間の視察研修を終え、夕方新千歳空港からADO便で小松空港へ。この間お世話になりました小樽市観光案内所や札幌市各部局・施設の職員の皆様に
厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

author:辻ひとし, category:視察研修, 23:50
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6次産業活性化推進補助事業など

【6次産業活性化推進補助事業】
札幌市役所にてレクチャー中札幌市役所にてレクチャー中

午前中、札幌市議会の会議室をお借りして2件のレクチャーを受ける。まず産業振興部特区推進担当課の職員さんにお越しいただき、札幌市が平成23年度より始めた「6次産業活性化推進補助事業」についてお話を伺った。
この事業は、北海道の農水畜産資源の高付加価値化を促進するとともに、食産業の振興、及び北海道経済の活性化を図ることを目的に、一般財団法人さっぽろ産業振興財団が、札幌市からの補助事業(6次産業活性化推進補助事業)を活用し、1次産業者と、2次、3次産業者が連携した6次産業化の取り組みに対して支援(補助)するもので、道内生産者と2次・3次産業者との出会いの場を創出しているほか、商品開発やテストマーケットを実施しているものである。

具体的には、道内の1次産業者と、札幌市内の2次・3次産業者が「対等な関係で」連携し、北海道の農林水産資源を活用した新商品の開発などを行うもので、補助対象者は、道内の1次産業者と、札幌市内の2次・3次産業者によるコンソーシアムで、補助の対象となる経費の中に人件費が含まれているのが特徴である。

これまでに採択された案件として、絶滅に危機に瀕している地場産の玉葱を存続させることを目的に開発された『幻の玉葱を丸ごと使った本格派カレー』や道産の高級ブランド牛肉の生ハムを使った家庭料理『白老牛の生ハムユッケ』などがあり、いずれもスーパーなどで販売され好評を博しているようだ。

課題は1次産業者と食品加工業者、販売会社とのマッチング(出会いの場)の機会を創出することだが、札幌市では農業者が集まりやすい時期に展示・商談会などのマッチングイベントを開催しているとのことだった。
坂井市内でも、先般視察した三国町の梨農家から、加工業者とのマッチングの機会を提供してほしいとの要望を伺っている。坂井市での6次産業化を考えていく上で、札幌市の取り組みは大変参考になった。

【札幌市公契約条例案について】
次に財政局管財部契約管理課の職員さんから、札幌市が制定を目指している公契約条例案について、その概要やこれまでの経緯、今後の見込みなどについてお話を伺った。

公契約条例は、自治体が発注する公共工事や清掃、警備などの業務に関わる労働者の賃金に作業報酬下限額を設定し、適正な労働環境の確保を図ることを目的としたものであり、これまでに千葉県野田市や東京都多摩市、神奈川県川崎市などで制定されている。

札幌市では上田市長のリーダーシップのもと、平成17年から取り組み、23年度に骨子案が出来上がったものの、市議会において継続審議となっている。
建設業協会や警備業協会などが一貫して反対の姿勢を崩していないことが(継続審議となっている)理由のようで、業界を取り巻く厳しい環境の下では、経営への負担増になるのに加えて、市発注事業と民間発注事業で同様の仕事をした場合に従業員の賃金に格差が出ることへの懸念が背景にあるようだ。

今後は業界側が求めている最低制限価格の引き上げなど、入札・契約制度の改善や条例に企業経営健全化の視点を入れるなど条例の基本理念の明確化を盛り込んで協議していきたいとのことだったが、業界の反発は強く、9月議会に再提案できるかどうかは不透明な感じだ。
ワーキングプアを解消し適正な賃金を確保するには、生活保護費より低レベルな最低賃金を上げるのが一番の近道だと思うが、それができないのであれば公契約条例を制定するなどして適正な労働環境を確保していかなければならないと考える。引き続き札幌市の動向に注目していきたい。


【札幌市次世代エネルギーパーク】
動物科学館前で記念撮影園内でレクチャーを受ける

午後、札幌市環境局エコエネルギー普及推進課の職員さんのご案内で円山公園内にある札幌市次世代エネルギーパークを視察させていただく。
次世代エネルギーパークとは、実際に見て触れる機会を通じて、地球環境と調和した将来のエネルギーのあり方について市民の理解を図るため、太陽光などの次世代エネルギー設備や体験施設などを整備した施設で、経済産業省資源エネルギー庁が推進主体となっている。

札幌市次世代エネルギーパークは、生態系や命の大切さ、自然エネルギーを伝える場として、円山動物園内に整備され、平成23年11月にオープンした。

動物科学館展示室動物科学館展示室

ビジターセンターである動物科学館(上の写真)の中にはペレットボイラーがあり、冬の需要期には一日あたり約200kgのペレットを消費し、館内の暖房エネルギーの100%をまかなっているほか、「触れる地球」などの自己啓発展示が行われており、夏休み中の子どもたちが興味深げに見学していた。

また園内には、動物舎やレストハウスの屋上に太陽光パネルが多数取り付けられており、それぞれの建物の消費電力量の15〜30%をまかなっているほか、風力発電設備や太陽熱温水器、太陽熱温風暖房設備など、自然エネルギー設備を間近で見たり体験できたりする施設が集約されていた。

中でも興味深かったのは、冬に堆積した雪を保温材で覆って貯蔵し、夏に溶けた雪の冷水をレッサーパンダ舎の冷房に利用している雪冷熱利用システムで、豪雪地帯の自然エネルギーとして利用が期待できるのではないかと感じた。

札幌市が円山動物園をエネルギーパークとして整備したのは、年間75万人が来園する円山動物園に再生可能エネルギー機器を設置することによって、市民や児童生徒に気軽に見て確認してもらい、動物園の生物多様性と再生可能エネルギーによる地球環境の保全を併せて、環境問題全体を意識してもらうという目的があるようだ。
特に子どもたちには、ゲーム感覚で環境問題が学べるようになっていて、多くの児童生徒が集まる場所に地球環境問題や再生可能エネルギーを身近に体験できる施設があるのは意義深い。今後の坂井市における環境教育のあり方を考えていく上で大変勉強になった。

author:辻ひとし, category:視察研修, 23:06
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歴史・文化の次世代伝承と地域コミュニティづくり

うちわコンテスト表彰式潮ねりこみコンテスト表彰式

川畑孝治議員、前川重雄議員とともに小樽市と札幌市で視察研修を行う。
1日目の今日は午後から小樽潮まつりを視察させていただいた。今年47回目を向かえた小樽潮まつりは、年間を通じて小樽市における最大級のイベントのようである。
我々が祭り会場に到着した時は、メインステージにおいて、祭りの間に行われた各種コンテストの表彰式が行われていた。
坂井市でも4つの町で毎年、同じような趣向のイベントが開催されているので、その進行の参考にと思って潮祭りのイベント会場を訪れたのであったが、主催者の司会進行はいま一つで、会場のお客さんも手持ち無沙汰という感じだった。主催者の方には大変失礼であるが、他山の石として今後の自分たちの修養に役立てたいと思う。

みこし宮入り(1)みこし宮入り(2)

ただ、小樽潮まつりの名誉のために申し上げておくが、祭りそのものは勇壮で、特に神輿の宮入りは、そばで見ていて実に壮観だった。
神輿の担ぎ手はどの顔も明るく楽しげな表情で、やはり祭りは地域コミュニティづくりに欠かせないビッグなイベントであることを改めて痛感した。

潮太鼓を載せた舟潮太鼓を載せた舟

また「潮わたり」という、遊覧船に市民や観光客が乗船して、漁船団や船上で小樽太鼓を演じる舟とともに港内をパレードする催しも見ごたえがあり、こちらは三国花火大会のサブイベントの企画を考える上でお手本になるのではないかと感じた。

小樽運河(山側をバックに撮影)小樽運河(倉庫側をバックに撮影)

さて小樽と言えば、やっぱり小樽運河だ。雪が1メートル以上積もる真冬の小樽運河もいいが、山々の緑が美しい今の時期もなかなかのものだ。
祭りといい運河といい、古き良きものを大切にする小樽の人たちの優しさと温もり、そして郷土を愛する心に敬意を表したいと思う。

author:辻ひとし, category:視察研修, 22:03
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「道半ば」

民主党の両院議員総会で海江田代表は、「党改革は道半ばだ」と続投を表明した。今後予想される安倍政権の暴走に対しては、民主党が中心となって野党共闘を組んでいかなければならないと考えるが、そもそも海江田さんの言う「道半ば」の道筋が分からない。
憲法改正やエネルギー問題、TPP交渉などについて、海江田さんはどのような道筋を描いているのか、またそれで党内をまとめることができるのか、地方組織の立て直しを具体的にどうやって行っていくのか、代表の生の言葉を聞きたいものだ。

一方で、民主党福井県連と関係が深い大畠章宏衆院議員が新幹事長に就任した。国政選挙の際には三国にも応援に入っていただいたことがあり何度かお話もさせていただいた。その誠実な人となりや力強いリーダーシップに期待したいと思う一人ではあるが、今後の野党共闘をどうやって展開していくのか、こちらも直接お会いして話を伺いたい。

author:辻ひとし, category:国内政治, 23:18
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臨時議会

午前10時から本会議。「市営住宅江留上団地2号棟総合リフレッシュ建築工事請負契約の締結について」の議案1件が上程された。
市の条例の規定で、予定価格が1億5千万円以上の工事請負契約は議会の議決が必要となっていることに基づくもので、採決の結果全員賛成で可決された。

author:辻ひとし, category:市議会, 21:34
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議会だより編集会議

午前9時半から議会広報編集委員会。議会だより第29号の第3回編集会議を行った。委員全員によるゲラ刷りの校正は今日で終了。このあと委員長と副委員長による最終チェックを経て、8月の中ごろまでに市内の全世帯に配布される予定だ。

author:辻ひとし, category:市議会, 23:29
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三国ボート出納検査
トランスワード杯5日目トランスワード杯5日目

午前10時から三国ボートの月例出納検査。今日は平成25年6月分の一般会計出納事務の検査を行った。
折しも場内ではトランスワード杯(5日目)が開催されており、しばらくの間だが検査終了後に観戦させていただいた。
author:辻ひとし, category:ボートレース三国, 22:19
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