- 醍醐コミュニティバス
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2017.05.31 Wednesday
市議会総合交通対策特別委員会の視察研修2日目。行政の助成を受けずに地区住民がコミュニティバスを運行している京都市伏見区醍醐地区を視察させていただく。
醍醐地区では1997年に市営地下鉄開業したことに伴い、それまで地域に運行していた市バスが撤退し、山沿いや地下鉄の駅から離れた地区で買い物や病院・公共施設へのアクセスが不便になった。議会などにも陳情したがバスが復活することはなく、不便を解消するために、地元の自治会連絡協議会を核とした「醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会」を結成し、他の自治体視察やワークショップ、市民フォーラム、アンケートなどを積極的に行って、2004年1月に国交省近畿運輸局から運行の認可を得た。
バスの運行業務はヤサカバスに委託し、赤字部分を「パートナーズ」と呼ばれる地域の中核施設(病院・寺院・企業等)から支援を受けている。
事業概要としては、4路線1日170便で地下鉄醍醐駅を中心に運行しており、料金は大人200円、小人100円の均一料金となっているが、京都市が発行している敬老・福祉乗車証を利用すれば無料で乗車することが可能だ。実際に私たちも醍醐寺バス停から醍醐駅バス停まで乗車し、乗り合わせた利用者の方からお話を伺ったが、とても便利なので外出する際は必ずコミュニティバスを利用してるとのことだった。
年々利用者が増加して地域の足として定着しているものの、老朽化したバス車両の更新や若年層の利用促進、更なるパートナーズ企業の確保など課題も少なくないとのことだった。しかしながら醍醐コミュニティバスは、バスの運行を通して地域コミュニティの活性化に大きく寄与していることは明らかで、市民がここまでやっているのに行政からの支援ないことが理解できない。
自家用車が主な交通手段である坂井市とはロケーションが違っているので、坂井市において今すぐ同様な取り組みを行う必要はないと考えるが、市民が自らの手で自らの生活環境を守るという熱意には感服した。醍醐コミュニティバス市民の会の今後の取り組みにエールを贈りたいとともに、そのポジティブな姿勢を見習いたいと思う。
- 泉佐野市コミュニティバス
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2017.05.30 Tuesday
市議会総合交通対策特別委員会の視察研修で大阪府南部の泉佐野市役所を訪問し、市が運行しているコミュニティバスと観光周遊バス事業についてレクチャーを受ける。
泉佐野市では平日に3系統8便(土曜日は4便)のコミュニティバスを運行し、これとは別に日曜と祝日に2系統5便の観光周遊バスを運行している。いずれのバスも運賃は無料で市民以外も自由に利用できるのが特徴で、路線バスの休止の代替や交通弱者対策といった目的のほかに、公共施設の利用促進や観光地への交通手段の確保という目的も併せ持っている。
総合交通対策特別委員会では、坂井市内の主要な駅や観光地を巡る周遊バスの運行を視野に入れた議論を行っており、今後その議論を深めていく上で今回の視察は大変参考になった。
- 6月定例会に向けて
- 白鵬全勝優勝
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2017.05.28 Sunday
大相撲夏場所千秋楽は、昨日の14日目に6場所ぶり38度目の優勝を決めた白鵬が日馬富士との横綱対決を制し、自身の持つ史上最多記録を更新する13度目の全勝優勝を果たした。一時は限界説も流れた白鵬だが、彼のすごいところは衰えをよりハードなトレーニングでカバーしたことだ。「まだまだ若いもんには負けない」と言わんばかりの全勝優勝だったと思う。
稀勢の里は本来の相撲とは程遠かった。世間や格好を気にしないで次の名古屋場所も休んで調整してほしい。大関昇進が事実上決定した関脇高安は、大関照ノ富士に小手投げで敗れ、2連敗で11勝4敗になり、少し物足りない結果だった。来場所はぜひとも新大関で初優勝を成し遂げてほしい。
以上、久しぶりの相撲解説でした。
- 「ひめ風」SPECIAL CONSERT
- 臨時職員組合定期大会
- 議会報告会(三国木部コミュニティセンター)
- 議会報告会(春江中コミュニティセンター)