- 6月定例会(最終日)
- 画期的な入試改革か不公平の拡大か
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2017.06.29 Thursday
どっちなんだろう。学校現場の声を聴いていないので何とも言えないが、来年の入試に向けて英検の勉強に励んできた生徒やその保護者にとっては「今さら見直しとは何だ」という感情になることは否定できないと思う。
中学生の英検挑戦4.5倍 入試改革に課題指摘も
(県民福井 6月29日配信)
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017062902000220.html
- 三田市高校生議会
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2017.06.28 Wednesday
昨日に引き続き伊藤議長および議会報告委員会のメンバーで高校生議会についてのレクチャーを受ける。今日は過去2回の高校生議会を行っている兵庫県三田市を訪問して高校生議会の概要についてレクチャーを受けた。
三田市では平成26年度に市内の中学生を対象にした「三田っ子議会」を開催しているが、選挙年齢の引き下げによって選挙を身近に感じるようになった高校生が、市議会議場で市政に対する提案を行うことを通じて地域に愛着を持ちまちづくりに参加する意欲を高めてもらおうと、平成27年度から対象を高校生に変更したことのことだった。
たつの市と同様、同一の高校に在籍する2人1組で質問を行い、昨年度は9組18名が参加した。事前説明会は市役所で行い、ここで各々の質問骨子に対する意見交換や重複する質問内容の調整などを行っている。
たつの市と大きく違う点は、三田市では市議会ではなく市長部局が主催している点で、答弁もすべて理事者が行っている。もともとが市側が発案した子ども議会としてスタートしていることと、「市長と未来の故郷を考えよう」という趣旨で開催されているのが理由のようである。
三田市においても、参加した高校生からは「三田市についてより深く学ぶことができた」「市政に関心を持つことができた」「貴重な体験ができた」などの意見が寄せられ、一定の成果が得られているようだ。
昨日視察したたつの市でもそうだったが、両市とも高校生議会を開催するにあたって十分な準備期間を設けて取り組んでおり、開催まで約40日間しかない坂井市議会の状況を考えると、今後残された厳しい日程の中で準備にあたっていかなければならないことを痛感した。
- たつの市高校生議会
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2017.06.27 Tuesday
議会報告委員会の議員5名と伊藤聖一議長の合計6名で兵庫県たつの市を訪問、副議長としてたつの市高校生議会を担当された赤木和雄議員や議会事務局の職員さんからレクチャーを受けた。
たつの市の高校生議会は平成29年2月9日に市議会の主催で開催され、市内の3つの高校から12組24名の高校生議員と市議会議員22名、市長・副市長・教育長・関係部長(質問内容の所管部長)が参加して行われた。質問項目の全体テーマを「これからのたつの市のまちづくり」と定めて11の質問分野を設け、答弁は市議会議員や理事者が分担して行っている。
市議会議員が各高校を訪問して事前学習会を行い、リハーサルも各高校と個別に市議会議場で行ったとのことだった。当日は生徒たちの緊張をほぐすため、控室にお茶やお菓子を用意し担当の議員が入って歓談などをしたようだ。
高校生議会を開催したのは当時の議長の発案で、子どもたちに議会の仕組みや選挙について関心を持ってもらえるような行事を開催したかったとのことである。「貴重な体験をした」「市長に直接思いを伝えることができた」など、参加した生徒は今後のまちづくりに意欲的に取り組んでくれる姿勢がみられたとのことだった。
坂井市議会においては、高校生議会について全くノウハウがないだけに、今日のたつの市でのレクチャーは大変勉強になった。
- 総務常任委員会
- 防犯隊錬成会
- 平成かたつむり会臨時総会
- 頼り合える社会をめざして
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2017.06.23 Friday
午後6時半から福井市問屋町のユニオンプラザ福井3階ホールで開催された福井総合政策フォーラム(F−TOP21)主催の時局講演会に出席する。
今日は3月の民進党定期大会で圧巻のスピーチを行った井手英策慶大教授が「人間の顔をした財政を取り戻す〜頼り合える社会を目指して〜」と題した講演を行った。
井手先生は、経済成長に依存する時代はとうに終焉しているとしたうえで、貧しい人だけを助けるのではなく、富裕層を含めたすべての人に公平にサービスを給付する「All For All」という分配革命こそがすべての人を将来の不安から解き放つ政策であることを強調されていた。講演というより大学の授業で講義を聴いている感じだったが、会場にいる参加者すべての心をわしづかみにしたような内容だったと思う。