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大間原発訴訟

 

私が所属する市議会会派の政友会の視察研修で函館市役所を訪問、函館市が国と事業者に対して大間原発の建設差し止めの提訴を行っていることについて、担当の職員さんからレクチャーを受けた。

最初に断っておくが、政友会内には原発に関して異なる複数の意見が存在している。今回の視察の目的は原発建設の可否や原子力政策についてではなく、訴訟に踏み切った工藤市長のリーダーシップや議会の同意形成、また訴訟費用にふるさと納税を充当することにしたことの目的などについて勉強させていただくことである。

函館市は国の原発政策そのものに対して特定の立場をとっていない。原発建設凍結のための提訴を行っているが、市としていわゆる反原発集会などにも参加しておらず、あくまでも大間原発建設の無期限凍結が課題であるというスタンスである。

函館市の主張によれば、大間原発で過酷事故が起きた場合、津軽海峡を隔てて最短で23kmしかない函館市が危険にさらされ、観光産業や漁業、農業なの基幹産業がだめになり、地域経済が壊滅的な打撃を受けるだけでなく、市内全域667㎢が放射線物質に汚染され、それによって自治体機能の崩壊、市民の離散が生じ、函館市は自治体として壊滅するとのことだった。また大間原発の建設が、福島第一原発事故以前の審査基準によって許可され進められていることや、毒性が強く危険性が指摘されているフルモックスでの原子炉であること、大間原発の北方海域や西側海域に巨大な活断層があることなども問題視している。

福島第一原発事故後も事業者の電源開発が工事再開を表明したことで、市議会が大間原発建設の無期限凍結を求める決議を可決するなど市長と議会が一致して国や事業者に無期限凍結を求めたものの進展が図れなかったようである。提訴する当たり議会は全会一致でこれを承認している。

この裁判の特徴として、ふるさと納税を訴訟費用に充てていることが挙げられる。当初は寄付金として受付していたものを、平成29年度からふるさと納税で募集したところ、前年度92万円だった金額が3800万円に達し、これは金額ベースで全ふるさと納税の23%にあたる金額になっている。

市民の反応も提訴に肯定的であるほか、提訴表明から今年の3月末までにメールで市に寄せられたメッセージ1157件のうち、提訴を応援するという内容のものが1106件あるとのことだった。

裁判は現在までに20回の口頭弁論が行われているものの、これまでは函館市側がその主張を述べている段階で、被告側の実質的な反論はまだないとのこと。提訴から既に5年以上が経過しているが、この先裁判が長引くことも予想される。

ちなみに大間原発建設地である大間町と函館市は、大間原発建設凍結の提訴という事実があるにもかかわらず、自治体同士がギクシャクしているということはなく、大間町の住民が船舶を利用して函館市内の病院を受診するなど、お互いの交流は親しく続いているようだ。

原発政策では議員それぞれの考え方があっても、重大な事故から住民の生命や財産を守らなければならないという責任、そして何より函館市というまちを、将来の世代に引き継いでいくという強い意志が感じられた。自治体議員としての責務はなんであるか、その普遍的な課題を考える視察でもあった。

author:辻ひとし, category:視察研修, 22:07
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これも政界再編なのか

 

当事者はもちろん、周囲にもいろいろな思惑があるようで、なんかどうでもいいようなことが、そうでないような気配になってきた。

 

N党電撃入党の丸山穂高氏、解散総選挙見据え「生き残り」の一手か

(スポーツ報知 7月30日午前6時30分配信)

https://hochi.news/articles/20190730-OHT1T50014.html

author:辻ひとし, category:国内政治, 13:12
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十分な熱中症対策を

 

今日も引き続き猛暑の一日となる。皆様も熱中症対策は万全に。

author:辻ひとし, category:日々雑感, 21:58
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夏空

 

24日の梅雨明けと同時に今年も猛暑がやってきた。それでもやっぱり夏空は気持ちがいい。

author:辻ひとし, category:四季折々, 19:30
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久しぶりの大阪

 

午後、大阪市内のホテルで行われた姪っ子の結婚式に出席する。親族として結婚式に出席するのは久しぶりだ。

新郎新婦そしてご両家の皆さん、本日はおめでとうございます。

author:辻ひとし, category:日記, 23:34
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夏の高校野球福井大会決勝

敦賀気比高の攻撃.gif玉村投手.gif

 

丹生高校玉村投手の甲子園でのピッチングを見たかったというのが本音だが、打ち勝った敦賀気比高校の実力は本物だと思う。県大会決勝戦にふさわしいいい試合だった。

県大会は全体としては過密日程ではなかったと思うが、準決勝と決勝を連戦で行うのはいかがなものか。玉村投手の場合、猛暑の中2日間連続で完投している。今回に限らず、投手の状態を考えると準決勝と決勝の日程において間隔を置くべきだと思う。

敦賀気比高校ナインの甲子園でのご活躍をご祈念申し上げます。

author:辻ひとし, category:県内ニュース, 07:06
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三国地区沿岸警備協力会総会

 

午後5時半から三国観光ホテルで行われた令和元年度の三国地区沿岸警備協力会総会に出席する。海岸線の距離が長い三国地区にあって、市民や観光客の安心安全のため活動されておられる沿岸警備協力会の皆様には本当に頭が下がる思いだ。議会としても今後引き続き三国地区沿岸警備協力会の運営・活動に支援を行っていかなければならないと思う。

author:辻ひとし, category:総会, 20:41
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行政要望

 

午前10時から市役所で行われた運輸労連福井県連合会の行政要望に同席する。今日は藤澤委員長から坂本市長に、インフラ整備や人手不足などの課題について組合としての要望を行った。

運輸産業も中小の業者を中心に人手不足は深刻で、今後も労働諸条件の改善に向けた取り組みを後押ししていきたいと思う。

author:辻ひとし, category:活動報告, 22:23
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